・垂れ耳の「原野の小悪魔」
ノーフォークテリアは、1880年代のイギリスでネズミなど小さい害獣の駆除犬として作出された、ノーリッチ・テリアと同一犬種でした。立ち耳と垂れ耳が混在していましたが、1964年にイギリスで、垂れ耳がノーフォーク・テリア、立ち耳がノーリッチ・テリアとそれぞれ別犬種に公認されました。キツネやアナグマの猟でも活躍し、小型ながら獰猛な獲物に怯まず立ち向かうことから、「原野の小悪魔」とも呼ばれました。
・陽気で、テリア気質はひかえめでしつけやすい
ノーフォーク・テリアは明るく陽気で、とにかく活発です。
テリア気質はしっかり受け継いでいるものの、ほかのテリア系と比べて、穏やかな性格の犬が多く、見知らぬ人や犬にも対しての攻撃性も低いです。
しかし、テリア系であることには変わらないので、子犬のうちに、攻撃性を抑えるしつけは必ずしましょう。知らない人や犬に出会う機会を増やし、子犬のうちから社会性を培う飼い方を心がけてください。
頑固なテリア気質も見られますが、しつけはしやすい方です。子犬は多少飽きっぽいところもありますが、遊びながら、しつけるとよいでしょう。
ただし、複数のノーフォーク・テリアやほかのテリア系を一緒に飼育する飼い方(多頭飼い)をする場合、お互いに気が強くなって増長し、見知らぬ人や犬に吠えかかることもあるので、注意が必要です。
・活発で、疲れ知らず
ノーフォーク・テリアはとてもタフです。ドッグランなどでは、いつまでも走り回って、自分の体力以上に遊んでしまうこともあります。
走っているものを、ひたすら追いかけて行く性質があり、車や自転車、猫などを追いかけて行ってしまうので、ドッグランなど以外では絶対リードを放さず、子犬のときから、呼び戻しのしつけは、必ずするようにしましょう。
・トリミングに慣れさせる飼い方を
ノーフォーク・テリアはプラッキングという、ナイフや指を使って毛を抜く手法で、トリミングをします。
トリミングに出す場合も、自宅で行う場合も、子犬のうちから耳や足、尻尾を触られることが当たり前の飼い方をして、おとなしくお手入れをさせるように慣れさせましょう。
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