・希少な原始の犬
サモエドは、古代より極寒のシベリアで狩猟民族のサモエード族と一緒に暮らしてきました。そり引きやトナカイの番、狩猟をするほか、一緒に眠って暖を取るなど、家族の一員でした。古代犬種でありながら、オオカミなどの血が混じらない純血種で、原始の犬に近いといわれる希少な存在です。
スコット隊やアムンゼン隊との南極極地探検でも活躍して、有名になりました。
・温和でいて、甘えん坊
サモエドは温和で、明るく、無邪気で、イタズラが大好きで、いつまでも子犬のままのようなところがあります。いつもニコニコ笑っているように見える目や口元は「サモエドスマイル」と呼ばれて親しまれています。
飼い主に対しては甘えん坊で寂しがり屋なため、いつも飼い主と一緒にいたいと思っているような犬種です。
・飼い主に忠実で、平和主義
サモエドはほかの人や犬に対しても友好的で、平和主義なため、攻撃性はなく、番犬には向きません。しかしながら、飼い主には大変忠実で、不審な人や動物、物音など、自分が「怪しい!」と思えば、吠えて、飼い主に知らせようとします。
子犬のころから多くの人や犬に接するような飼い方を心がけ、社会性を培うと、警戒心を抑えることができます。
・飼い方の注意点は、温度管理と体重管理
サモエドはシベリアの極寒地に耐えることができる犬種なので、皮下脂肪がしっかりとついています。日本の夏の暑さは厳しいものがあるので、必ずクーラーを入れて、温度管理に気を配るようにしましょう。
また、太りやすい体質で、極寒の地で働くサモエドに見合う量の運動をさせずに、たくさん食べさせると、すぐに太ってしまいます。体重管理には気をつけ、毎日しっかり散歩と運動をさせましょう。
・子犬のときから体を触らせる飼い方を!
サモエドの毛はダブルコートで、アンダーコートの毛量が非常多く、毛玉になりやすいので、ブラッシングはマメにしましょう。お手入れがしやすいように、子犬のころから体を触らせる飼い方をして、ブラッシングに慣れさせるしつけをしましょう。
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